夢に振り回されるあなたへ。ぐっすり眠れる対処法とは?

「また変な夢を見てしまった…」
朝起きてすぐ、そんな風にため息をついたことはありませんか?
寝ているはずなのに、まるで頭は働きっぱなし。意味が分からないストーリー、不安になる内容、過去の出来事がごちゃ混ぜになって、目覚めてもなんだか心がザワザワ。しかもその夢のせいで疲れてるなんて、本当に勘弁してほしいですよね。

「寝ている間くらい、心を休めたいのに…」
そんな思いを抱えているあなたに、この記事では“夢に振り回されないための方法”と“ぐっすり眠るためのヒント”をわかりやすくお伝えします。
眠りを、ちゃんと自分の味方にしていきましょう。
鮮明に覚えている夢と頻繁に夢を見てしまう原因とは?
①睡眠の質が浅いためレム睡眠の割合が多くなる
目覚めたタイミングがレム睡眠中だと夢をはっきり覚えてしまいます。
ストレスや睡眠障害でノンレム睡眠が短くなっている可能性があると考えると、深い睡眠がとれるようになれば夢も減るかも?というアプローチは言えなくはない!
②寝る直前の行動が脳を活性化させている
スマホ、カフェイン、アルコールなどの刺激で脳が覚醒状態に近づき、夢の内容が鮮明に残りやすくなるので、
自覚がある人はそれらの習慣を減らしてみて変化が出るかをチェックしてもらったら良いでしょう。
③感受性が強い/神経が過敏
繊細な気質(HSP傾向)を持つ人は、睡眠中も外界の刺激や内面的な感情を強く反映しやすいらしい。
④トラウマ・不安が背景にある
潜在意識の中にある心配ごとが、夢の中で繰り返し現れるケースもあります。
重度の人は中途覚醒を繰り返しますが、程度によっては夢が増える人もいます。


具体的にどうすればいいの?
❶深い睡眠を増やす生活習慣
方法は様々ですが、毎日同じ時間に起床し日光を浴びるという鉄則からスタートするのはマストです。
なぜ同じ時間に起きることがマストなの?は(詳しくはこちらのページをご覧ください)
❷「夢を見たくない」と強く意識しない
「夢=悪いもの」と決めつけることで脳が逆に意識してしまうため、受け流す感覚も大切!
❸寝る前の呼吸瞑想
深い睡眠を増やす方法の一つですが、寝る前に不安やストレスを落ち着かせる時間を持つことで夢に影響する“脳の雑音”を減らせる技術として、特に有効かと思います。
❹医療機関の相談も視野に
毎晩悪夢を見て日常生活に支障がある場合、一人で悩まずに睡眠外来等の医療機関で相談することもご検討ください。(睡眠クリニックはこちらから)


眠ることは「癒し」であり「回復」の時間

夢に振り回されてしまうと、その大切な時間がストレスに変わってしまいますよね。
でも大丈夫。少しずつでも、自分の心と眠りのパターンを見つめ直していけば、ちゃんと「休める夜」を取り戻すことができます。
今日からできる小さな工夫を、ぜひあなたのペースで取り入れてみてください。
夢に支配される夜から、あなた自身が主役になれる夜へ。
心も体も、ふっと力が抜けるような、そんな眠りが訪れますように。