アスリートの睡眠は男女で主観と客観が逆
あるアスリートの睡眠調査で、
機器を用いて睡眠計測をしてみたところ、
女子アスリートの睡眠スコアの方が男子アスリートと比べて著しく高かったそうです。
しかし、
主観は女子アスリートの方が圧倒的に睡眠満足度が低いというデータがありました。
これは月経などが影響していると考えられていて、
女子アスリートは、無月経やエネルギーを消費しやすいことから、
男子アスリートよりもケアを必要としている傾向。
客観データだけで判断できない典型的な事例ですね。
一般の方なら「私ってちゃんと眠れてるんだ」とわかって
安心して解決するパターンもありますが
アスリートのようにストイックな方々は、
「とはいえパフォーマンスに影響出ているから解消したい」
「このデータは信用ならない」と考える方も少ないでしょう。
一部の医療現場や研究現場では、
客観的データが良かったら問題を軽視して深く向き合ってくれないところもあると聞きます。
スリープコーチとしてはこういったギャップが無いように、
選手と向き合って伴走していく姿勢が必要ですね。
ちなみに、
男子アスリートの睡眠スコアが低下する要因は『無呼吸』が一番多かったそうです。
実際に、一般の方よりもアスリートの方が無呼吸罹患率が高い。
これは、アスリートの方が一般の方よりも体型が大きいことに起因すると考えられています。
ではシーパップを活用しているアスリートが多いのかというと、
実は意外と浸透していないのが現実です。
シーパップ処方まで進む選手も多いですが、
合宿や遠征時に他の選手と相部屋になる機会も多くて、
そこではシーパップを使いづらいため使用をやめてしまう人が多いと聞きます。
そのため、引退後に無呼吸の診断を受けるアスリートが多くなっています。
そのもう一つの理由として、
『無呼吸の診断が出た=評価が下がる』
ということを恐れている選手も少なくないそうです。
一軍二軍の当落線上の選手たちは評価を下げないために健康をアピールしたいため、
そもそも検査を受けたりチェックされることを嫌う人もいました。
チームも含めて、
睡眠の課題感や改善した先のメリットを理解して、
選手たちに適切な検査やソリューションを提供できる環境を整えていけると、
より良いスポーツ界になっていくことでしょう。













